祝☆6月4日 ~MUSHIBA~ 

Cimg1975_3 昨日は幼馴染の友達の誕生会に行ってきました。

気の合う仲間を呼んでワイワイやるのが昔から好きだったユキちゃん。

インポートランジェリーのバイヤーとして海外のあちこちを飛び回るスーパーウーマン!

そんな彼女の誕生日という事で誕生日プレゼントをずっと悩んでいたのだけれど。。。

プリザーブドフラワーにしました!『生花なのに枯れない花』として今注目を浴びてるやつ。

一番美しいときに刈り取り、特殊な液にひたして作るんですって。01_2

今じゃ花屋さんでは必ず見かける人気商品です

意外にもユキは知らず大喜びしてくれた!

そして、もう1つ。6月4日は虫歯予防デー☆昔から虫歯が多く歯並びの悪い私。

小学生の頃から矯正していたのですが実は今でも矯正してるんです(^^;)

と言っても歯の裏側に固定器具をはめているだけなのですが。

私の歯は弱いらしく未だに動くみたい(笑)

今日も行ってきました。日航ホテルの地下にある見えない矯正歯科クリニック。

ここの歯医者さんには日航のスチュワーデスさんが多いんですよぉ!

今話題の藤原紀香さんの担当医でもあった先生。

私が通い始めた頃には患者さんはほとんど居なかったのですが、

今じゃなかなか予約がとれない程の人気の歯医者さん。

歯に対する美意識は年々増えてきてますものね。

大好きな林真理子さんも40代に入ってから矯正を始めたとか。

最近ますますお美しいですよね~。

子供の頃は矯正器具が嫌で仕方なかったけど振り返ってみると、

やってて良かったと実感してます。両親に感謝♪

先日も友達が歯列矯正を始めました!

今の時代、矯正に遅い時期なんてないですよね(^0^)/

という事で昔から6月4日はケーキと虫歯の想い出しかありません(笑)

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~ダイエット日記~

お久しぶりです!グータラな生活を送っておりましたm(_ _)m今日からダイエット始めました!私の周りでは今まさに空前のダイエットブーム!(遅いなぁ~)会社の人間、母親、呑み友達。みんな夏に向けて頑張るみたい。という事で私もこの波に便乗し先週からジムやらエステサロンなどを見学に行っております。今日も、とあるスパを見に行きV-BALANCEとやらを体験してきました!知ってます?10分間、機械の上に乗るだけでウォーキング2時間分(最大2万歩)に値する運動効果なんです!機械の振動でお腹がプヨプヨ動くのがわかります。終わると確かに横っ腹の辺りが若干スッキリしたような。そして次はロデオボーイ!乗馬の運動をモチーフに開発されたマシーン。腰を掛けて揺れているだけの簡単な運動!腰まわりや太ももにビシバシと波動が伝わりこれまたダイレクトに効果ありそう~♪しかも1日15分乗るだけで良いのでテレビを見ながらでも超楽チン!一家に1つ。欲しいなぁ~♪そしてお腹の空いた私は今大阪で超HOTなお店『実身美』(サンミ)へ行ってきました!まだ出来て間もないこのお店、いつも行列が出来ててなかなか入れないんですよぉ~。店に入ると女性ばかり!というのも、こちらのお店、美容・ダイエット効果のあるマクロビオテックを取り入れてるお店なんです。マクロビとは穀物や野菜中心の健康食・自然食で玄米や雑穀などを主食とし肉類や乳製品は一切使わず有機農産物を使用し野菜や果物の根や皮まで使い切るんです。日頃不足しがちな栄養素をチャージする事ができるんです!今日の献立は玄米ご飯にひじき煮、小松菜のゴマ味噌あえ、キャベツと糸こんのさっぱり梅ポン酢あえ、お味噌汁、自家製サラダ。いかにも健康的でしょ?味の方も抜群においしいです!でもお腹いっぱいにはなりません(^^;)なんてたってダイエットも兼ね備えておりますので。ここで真っ直ぐ帰れば良いのですが足がなかなか言う事を聞いてくれません(>_<;)どうしても1杯だけお酒が飲みたくなって近くのバーへ。いい気分でマティーニを呑んでいると店員さんが近づいてきました。「お客様、おつまみをご用意しましょうか?」Dvc00020_m_1 「じゃあチョコレートを」と言いかけてハッと我にかえった。馬に乗った汗だくの私がサーッと頭の中を通り過ぎて行った(笑)ここでチョコレートを食べてしまうと今日1日全ての事が水の泡だ。 でも私のお腹は空腹(>_<;)私は大盛りの野菜スティックを頼み塩も何もつけずに葉っぱごとボリボリかじり始めた。一体このダイエット、本当にこれで良いのだろうか(笑)

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~ snow white ~

お友達の誕生日でした!13日の金曜日。不吉な予感。どうしても私はここでお祝いしたくて『プレジデント千房』をセレクトしました☆プレゼントは白一色でまとめられた花束を持って行きました。主役の花恵は今流行りカシュクールワンピを着ている。大きく開いた胸元から幾つものラメが光り輝いている。綺麗にコテで巻かれた髪も完璧だ!花束を受け取る花恵の爪はスカルプとジェルネイルで創作されたフレンチネイル!「ありがとう~」伏し目がちな目からうかがえる睫毛はエクステンションの賜物!いやぁ~参った(>_<)半年ぶりに会う花恵の美しい事!これだけの事をするには、どれだけの労力とお金が必要な事か!!頭の中で電卓をはじいちゃったよ(汗)隣の美沙がかすんで見える。女性って不思議ですよねぇ。いつなんどき開花するかわからない!私たち3人組は高校時代にESS部に所属しておりました。ある時、府の大会で英語劇をやる事になったんです!『スノー・ホワイト』もちろん主役の白雪姫は全員一致で美沙がやる事に。魔女の方は、これまた全員一致で花恵がやる事に。放課後、花恵は私だけに涙を見せた事をよ~く覚えています。(一応、私は部長でして)でも花恵は当日、魔女という大役を見事にこなし、なんと私達は優勝したのです☆ちなみに本作では毒リンゴの所を毒ハンバーガーに変えてやったのですが(笑)優勝のおかげで私の内申書はバッチシ(^-^)vそんな昔話しがあったので私はどうしてもこのお店に花恵を連れてきたかったんです。先日、来たばかりだから既にリサーチ済み(^-^)vおいしく鉄板焼きを堪能した後、シメはどうする?って事になって。待ってましたぁ~♪「花恵に、どうしても食べて欲しい物があるんだ!」「なによ?」「白雪姫!」メレンゲがいっぱい乗った白雪姫といPhoto_28 う名のお好み焼きを目の前にした花恵から感嘆の声が零れる!「今日の花恵、白雪姫みたい♪」私は美沙に聞こえないように囁くと花恵はデコルテのラメ以上に目を輝かせ「アンタってホント記憶力いいねぇ」そう言ってフワフワのメレンゲを丁寧に崩しながら、おいしそうにパクパク食べてくれました。遅咲きの人は出世する?って聞いた事があります。まさに花恵は遅咲き!?花恵のこれからが楽しみです♪

「白雪姫」は有名な話しですが「雪白姫」って知ってますか?七人の小人ならぬ恋人と同棲しているお話し。白雪姫に比べてかなりエロティックな内容なのですが哲学的な文体は私には難し過ぎます。グリムの白雪姫もバーセルミの雪白姫も英語ではスノー・ホワイト。私達が「白雪姫」をやりたい!って担当の英語教師ランディーに申し出をした時、なかなか意味をわかってくれなかった。「ほわいと・すのー・ぷりんせす!」を連呼していたからだ。タイトルが逆なら、すんなりいったはず。なんで日本語訳にされた時、「白雪姫」と「雪白姫」になったのでしょう。余談でした。

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~ サーキットの娘 ~

4時に起きました!岡山にGTレースを見に行ってきました♪外はまだ真っ暗です。ゲートが6時に開くという事で早起きして行ってきました!このチケット見て B_2 下さい。これ実はカラコピーなんです。(こんな事ブログで言っていいのかなぁ)訳あって急遽コレになりました。大丈夫ですよぉ。一応(^-^;)レース会場に着くと既に満員。寛子の後について行くとコーナーの1番前のシートに。さっすがぁ~寛子ちゃま♪寛子はサーキットの常連。行き交うオジサマ達と寛子は挨拶をする。あの人は○○テレビの解説者で、あの人は現役引退した元レーサーで…。「へぇ~アンタってスゴイね。確かに高校時代からマンセル♪とか言ってたもんね」何がおもしろいの?と言いかけてやめた。席について私は初めてのレースを観戦した☆目の前をカーブする車体の迫力を生で 感じ私は思わず叫んでしまった。「行け~!ゴ~ゴ~!」すると寛子から非難を浴びる。「恥ずかしいからやめて。競馬じゃあるまい し」周りを見渡すと確かにミンナ淡々とレースを見ている。へぇこういうもんなんだ。私は仕方なくデジカメを取り出し、おとなしくシャッターを切る。レースが終わり寛子は知り合いのレーサーB_3 の元へと行く。1人残され私はブラブラ歩いていると人だかりが出来ているじゃないですかぁ!。なになにー?しかも男ばっかり。人ごみを掻き分けるとレースクィーンがニッコリ微笑み撮影会をしてるじゃないですかぁ!私も思わずカメラ小僧に混じってシャッターを切りまくる!「痛いっ!押さないでよぉー」もうミンナ必死!しかもカメラ小僧は超望遠レンズ。私も負けじと動画モードで撮影する(これなら後でベストショットが編集できる♪)私は手を上げクィーンに呼びかける。幸い女性は私しかおらずクィーンは満面の笑顔で応えてくれた♪や ったね(^^)vルンルン♪すると「何やってんのよぉー」後ろの方で寛子の声が聞こえてくる。「せっかく来たんだしクィーンも撮B_4 らないとね♪アハハ~」「信じらんない。恥ずかしい」「あっ!ここにもクィーンが!根っからのレース好きクィーンが!」そう言って私は寛子をパチパチ撮ってあげた☆苦笑いを浮かべつつも寛子はポーズをとってくれた。やっぱりレースには華がないとね!なんか今日は男になった気分(^_^;)疲れましたぁ。まぁでも今回いろいろ手配してくれた寛子には感謝してます☆でもサーキット経験は1回で十分ですなぁ(^^;)

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3/21 結婚記念日☆

今日は両親と兄夫婦の結婚記念日でした。朝早くに玄関のチャイムが鳴り母親が郵便物を受け取ると私を叩き起こしにきた。「パパから電報が届いたぁ~!」なんてウチの父親はマメなんだろう。先月も母親の誕生日に電報を送って来ては愛の言葉_205 を綴っていたっけ。父親はとにかく電報が好きなんです。何かイベントごとがあると毎回電報を送りつけては、それで用が済んだかのように連絡が途絶え私たち家族には全っく興味がないみたい。まぁ電報が来るだけマシなんだけど。母親は今日は兄夫婦と一緒にお祝いするという事でチラシ寿司とおはぎを作って張り切っていCimg0397 る。「なっちゃん来年の今日の日は結婚式に呼んでねぇ」「えっ!?誰が結婚するの?」「なっちゃんに決まってるでしょ?パパもママもお兄ちゃんも今日結婚式を挙げたのよ。」「あぁそうねぇ。。。」母親と兄は昔からめちゃくちゃ仲が良い。このまま家に居ると2人に何を言われるかわからない。私は思い切って父親にメールしてみた。「今日お兄ちゃん達が来て、お祝いするんだって。」すぐに返事がかえってきた。「はよ出かけな!ママと兄ちゃんはしつこいでぇ」遠くに居てもやっぱり父親なんだ。全てお見通しのようで思わず笑ってしまった。そして私は母親に「おめでとう!」と言い残してそそくさと出かけ行った。

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3/14 ホワイトデー☆

今日は課長と京都の会社に大口案件のプレゼンに来ております。Photo_12久しぶりに課長の白熱した営業トークを横で聞く。「では早急に人材の手配をお願いします」やったぁ~♪グッジョ~ブ課長!!!私達はささやかにコーヒーで乾杯した。(まさか今晩も課長と乾杯する事になるとは…)私は人材派遣会社で営業の仕事をしております。新規クライアントの開拓や派遣スタッフと企業との橋渡しをお手伝いする、いわゆる派遣コーディネーターのお仕事です。(今なにかと話題ですが。ドラマ見てますか?)「さっすがですねぇ~課長、今日のプレゼン最高でした!」「やろ~!?やっと俺の売上が増えるなぁ~!夢の報奨金生活が始まるゼ~!今日は最高の日になりそうやなぁ~!」課長は宙を見上げニタニタ笑っている。すると課長の携帯がけたたましく鳴った。「マジでー!?今日言われて今日キャンセルは無理やでマリちゃん。それはないやろー」最後に「わかった、、、」とボソっと呟いて電話を切った。課長の顔色が急に変わる。さっきまでのテンションは、どこへ行ったのやら…。「どうしたんですか?課長?」「おまえ今日空いてるか?」「あっはい」「なんで空いてんねん!」「課長、聞いといて、それはないでしょう」「今日は何の日か知ってるか?」今日は314日、、、Photo_13 「あっ!ホワイトデーですね!」私の予定はもちろん真っ白だった(^-^)/私達はロイヤルホテルの最高級フレンチレストラン『シャンボール』で向かい合って再びシャンパンで乾杯した。 「課長、すごいですねぇ~。こんな所にお連れする予定だった女性ってどんな人だったんですか?」「キャバクラで知り合ったマリちゃん。今回は俺マジやったのにー」やれやれと思い私はワインリストを開いた。(ゲッ、めちゃ高っ)「今日は呑むぞ~!」「いやいや課長、次の店で呑みましょ」「ええから好きなもん注文せぇ!」Photo_14 「マジっすか?じゃあ、お言葉に甘えて」私はジャンジャン注文した。それにしても周りのカップルの華やかな事!隣の席の女性はスリップドレスを着ている。男性もカラフルなポケットチーフを覗かせ気合いが入っている。課長は私を見て溜息をつく。 「ごめんなさいねぇ~」と言って私はブルターニュ産鳩とフォアグラのポトフーパイ トリュフ風味とやらをナイフとフォークをギコギコ鳴らしてパクついた。会計の時、課長は私を手招きで呼ぶ。「わりぃーちょっと金貸してくれへんか?」「はぁ?課長カード持ってないんっすか?」「嫁さんのしかないねん」私はカード派なので現金を持っていない。しぶしぶ私のカードで全額支払った。Photo_11「課長、明日、全額きっちり返して下さいね!」「分割にしてくれへんか?まさか2桁いくとは…」「はい?私も先日ヴィトンのバッグをローンで買ったばかりなんです。明日返してくれないと困ります」「頼むわぁ~」その時、私はイイ案がヒラメいた☆「じゃあ今日の大口案件、私の数字にして下さい!」「何言っとんねん!」「じゃあ明日全額返して下さい」「好きにせぇ、そのかわり5分割やぞ」「はぁ~い!」商談成立!グッジョ~ブ!ナツコ☆(^-^)

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水谷さんの思い出③ 三田の家

水谷さんは手料理をもてなしてくれた。水谷さんが料理を作ってる最中、私は2階の部屋を物色していた。幾何学模様の変な絵が飾ってありベッドのシーツは皺一つない。シーンと静まり返った部屋に冷たい空気が流れている。本当にここに住んでるの?サイドテーブルの引出しをそっと開けてみると白い錠剤が入った小瓶が並んでいる。それぞれに手書きの英語のラベルが貼られている。私は急に寒気がしてきた。肩がガタガタ震え始めるのがわかる。もしかして私殺される?でも何の為に?私は急いで部屋を出て1階へ降りた。「水谷さん、私帰ります」「どうしたんですか?2階で何か怖い物でも見ましたか?」「白い薬を見ました。何か企んでるんでしょ?私騙されてるんでしょ?ねぇ?そうなんでしょ?」水谷さんは深い溜息をついてエプロンをゆっくりほどいてソファに座った。「夏子さん、そこに座って下さい」私は無視してキツく水谷さんを睨んだ。水谷さんは肩を落としたままだ。ようやく意を決っしたかのように私を真っ直ぐ見据えて語り始めた。「こんな事、夏子さんに言うのは恥ずかしいですがボクは非常に弱い人間なんです。ゆくゆくはボクの話しもちゃんとしないといけないと思ってましたが、まさか今日こういう形で言う事になるとは。ごめんなさい。ボクは心の弱い人間なんです。薬に頼らないと普通に生きていけないんです。だから夏子さんが見た薬は全てボクが飲んでる薬なんです。誤解があったのなら謝ります。でも、これだけは信じて下さい。ボクは夏子さんを傷つけるような事は絶対にしない」私は全身の力が抜けていってその場に傾れ込んだ。そして、ゆっくりフローリングの床を這いながら水谷さんの足に抱きついた。「ごめんなさい」次から次へと涙が溢れてきて水谷さんのズボンにいくつものシミを作った。「泣く事ないですよ、さぁ起き上がって」ソファに座ると水谷さんは私の涙を丁寧に指で拭いてくれた。そして水谷さんは私の頬を両手で包み、そっとキスをした。「泣き顔のなっちゃんは可愛くないよ。さっ食事にしましょう」私達は遅い昼食をとった。庭でとれたルッコラやプチトマトが入ったサラダ、三田牛で作ったミートコロッケ、近くの養鶏場から今朝とれたフワフワ卵のオムレツ。どれもおいしく太陽の恵みを舌先で感じた。それから私は毎週のように三田の家に遊びに行くようになった。その度に水谷さんは、おいしい手料理をふるまってくれた。そして私を近くの植物園や温泉に連れて行ってくれたり時には庭の野菜の栽培を手伝ったりもした。私は、ずっとこのまま時間が止まってくれたらいいと本気で思った。冗談まじりで、私を養女として迎えてよぉ~なんて言った事もある。青春時代を父親不在で過ごした私にとって水谷さんは良き父親であり時には恋人のような存在でもあった。でもそんな生活は長くは続かなかった。

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水谷さんの思い出② 快気祝い

母親は何時になく上機嫌だった。「これ着てちょうだい」大きなエメラルドを付けた手が重そうだ。渡された服は母親が若かりし頃作ったオーダーメイドの白のワンピースだった。首元に紺と白の水玉のスカーフを合わせた。「なっちゃん綺麗よ、今日はお行儀良くしてね」5歳児の子供じゃあるまいし…そう思いながら私達は待ち合わせ場所の某ホテルのロビーに向かった。水谷さんは既に着いていて私達を見つけるなり大げさに驚いてみせて満面の笑顔で近づいてきた。「お二人共、今日はお美しい」そう言って私の胸元に真っ赤なバラの花束を差し出した。「夏子さん退院おめでとうございます」「あ、ありがとうございます」私は終始真っ赤な顔で、なかなか顔を上げれなかったのを今でも覚えている。私達は上の階のお寿司屋さんに行って、いろんな事をたくさん話した。水谷さんは母親よりも6歳年上で夙川にお家があって今は三田のセカンドハウスに1人で住んでいて、三宮に本店を持つドラッグストアーを経営していて、先日5店舗目の店を伊丹にオープンさせてばかりで、仕事は軌道に乗っていて、おまけに先日長男に初孫が出来たという事で公私共に順風満帆だと言う。母親は目を輝かせて話しを聞いている。公私共に順風満帆なのになんで三田に1人で住んでるの?私は疑問を持ったが、そのままスルーした。帰り際、携帯番号とメールアドレスを交換した。母親は携帯を持っていなかった為、私が仲介役をかってでた。その晩遅く水谷さんから初めてメールが届いた。「今日はありがとうございました。夏子さんの元気な顔を見れて、とても嬉しく思いました。次は三田のお家に遊びに来て下さい。お母様にもよろしくお伝え下さいませ。追伸.今日も綺麗でしたがボクは夏子さんの素顔が好きです。」私は返事を送らなかった。その数週間後、水谷さんから電話がかかってきた。何を話したのかよく覚えてないがその週末、水谷さんの三田の家に1人で行く事になった。駅に着くとワインレッドのプレジデントに乗った水谷さんが待っていた。約束通り私はノーメイクにスニーカーを履いて車に乗り込んだ。「化粧品の店を経営していて化粧をするなって言うのは矛盾してますよね?」水谷さんは運転しながら呟いた。私はクスクスっと笑った。「やっと笑ってくれましたね?ボクは、その顔が見たかったんです」そう言って私達は顔を見合わせてまた笑った。ウッディータウンの中に水谷さんの家はあった。洋風の家が立ち並ぶ中、1番奥に堂々とした和風の真新しい建物があった。私は一目見て、それが水谷さんの家だと思った。案の定その家の大きな庭に無造作に車を停めた。水谷さんは車を降りて助手席に周り込んでサイドドアをあけてくれた。「ようこそ我が家へ」私は、また笑いそうになったが今から始まる2人の世界に期待と不安を募らせ水谷さんの後に足早について行った。

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水谷さんの思い出① 出会い

外周りの途中いつもの喫茶店でカフェラテを啜ってるとSTINGの「shape of my heart」が流れてきた。この曲を聴くと、いつも水谷さんの事を思い出す。スパニッシュギターとブルースハープが奏でる悲しいメロディー。『水谷さん、お元気ですか?今ごろ天国で何を思い何を感じているのですか?もう1度だけ会いたいです。』今から8年前、私は虫垂炎で入院した。手術後、麻酔がジワジワとれ始めた頃、下腹部に激痛が走った。座薬を入れてもらうが痛みは治まらない。「手術は絶対失敗やぁー痛いよぉー死にそぉー助けてぇー」ベッドの上で私はのた打ち回り、再び医師に来てもらった。「血圧が、かなり低くなってますので、このまま安静に眠ってもらうしかないですね」との事。私は母親の手を握り「痛いよぉー痛いよぉー」と涙ながらに訴えるが目線を合わせてくれない。すると隣の患者の見舞いに来ていた男性が突然クルリと向きを変えて「こんなに痛がってるじゃないですか?なんとかならないんですか?」と医師に詰め寄った。「この子、少しオーバーなんです。大丈夫ですよ、そのうち眠ると思います。お気づかいありがとうございます」母親が言う。「いや、でも…」「いや、いいんです…」こんなやりとりが続く中、私の意識はだんだん朦朧としてきて何時の間にか眠りについた。目が覚めると母親と、その男性はパイプ椅子に座り楽しそうにおしゃべりしている。「ねぇ、お母さん、お母さん、」話しかけても全く気づいてくれない。自分の声が、ちゃんと届いてるのかさえもわからない。ひょっとして私、死んだ?そんな事を考えてると再び深い眠りについた。目が覚めたのは次の日の昼間だった。すっかり痛みは消えていた。「なんや私生きてるやん」と思いタバコを持って喫煙ルームに行った。皆お揃いの寝巻きを着ている。私だけ淡いピンク色だ。妙に嬉しくなってタバコの煙を思いっきり吸って吐いた。生きててよかったぁと実感した。部屋を出ようとすると奥から1人だけ違う服を着た男性が立ち上がり「もう大丈夫なんですか?術後の一服は最高でしょう?」とニコやかに話しかけてきた。私はメガネ越しに相手の顔を覗きこんだ。白髪に細いメガネを掛け黒いジャケットを羽織り、いかにも頭の良さそうなおじさんだった。「へぇーアナタだったんですね」たぶん私の第一声は、その類の物だったと思う。これが私と水谷さんが初めて交わした会話だった。「お母さんが心配してましたよ」そう言って目尻に幾つもの皺を作って笑う。「昨日、母と話してましたよね?」「えぇアナタのお母さんと随分仲良しになりました。アナタが元気になったら快気祝いをしましょうって話しになりました」私はその1週間後に退院した。

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